BUTCH CASSIDY AND THE SUNDANCE KID ブッチ・キャシディとサンダンス・キッド
70年に日本公開された映画「明日に向かって撃て」の主人公、ブッチ・キャシディとサンダンス・キッド。実在の人物である彼らの、映画以前の十代後半からの数年を、映画へのオマージュをたっぷりと詰め込みながらも、独自の物語として構成した長編小説です。どこから誰がどう撃っているかが映像として浮かぶ銃撃戦の描写と、新しい技術としての乾板写真を撮るカメラマンの描写を同じ比重で描くことで、時代と青春が重ね合わされています。
『宝島』一九七五年四月号〜一九七六年二月号
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