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評論・エッセイ

Y.K.'s Invitation 原信夫とシャープス&フラッツを讃える

原信夫とシャープス&フラッツ『Big Band, Big Boss』
❖ワーナー・パイオニア WLL-11(LP) 1985年発売

 自らがリーダーを務める、シャープス&フラッツというジャズのビッグ・バンドについて、「いまがいちばんいい音だ」と、原信夫さんは言っていた。その言葉に強く惹かれた僕は、四月の佳き日、神奈川県座間のホールで、シャープス&フラッツのコンサートを体験した。
 素晴らしい体験だった。世界のどこを探してもこんなバンドはない、と僕は確信した。日本にはこれひとつ、アメリカ…

『芸術新潮』二〇〇九年六月号

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