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評論・エッセイ

叙情の影を聴いた 5

おなじ大学の芸術学部で写真を勉強した同期のふたり。その頃は親友どうしだったが、卒業して恋人の仲となり、それから10年のいまは結婚して妻と夫だ。彼は写真の仕事を続けており、彼女は作家に転じた。彼は彼女が書く小説のための、発想の発端となるような写真を、さまざまに撮り、プリントし、彼女に提供している。

『Coyote』No.34 二〇〇八年十二月

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