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評論・エッセイ

『マッド』自身はどのように円環を描いたか

『マッド』は1952年にコミックスとして出版され、1955年に雑誌形態になって、2019年まで続いたアメリカの人気雑誌です。片岡義男は、1970年代の『マッド』がもはや面白くないことを下敷きに、初期に多くの傑作を残したハーヴェイ・カーツマンによる文学作品を現実と重ねてコミカライズした作品を詳細に紹介、分析します。そのようなカルチャーがどう生まれ、60年代のアンダーグラウンドへと繋がるのか。「笑い」とは何かを軸に片岡義男の考察が続く長編評論です。

底本:『10セントの意識革命』晶文社 二〇一五年改版(一九七三年初版)

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