たしかに一度だけ咲いた
アイキャッチ画像
物語を生きること、現実を死ぬこと
LinkedIn にシェア
LINEで送る
Pocket

衝撃の小説、と言っていいと思う。ここには14歳の少女4人が登場するが、彼女たちの固い結束は、ズバリ、自殺願望によって形成されている。
陳腐な、つまらない死ではなく、いかに美しく、そして早死にすることができるか、そのことが彼女たちの最大の関心事だ。
世間は、大人たちは、そしてもしかすると読者もどこか無邪気ですらあるそうした願望が、現実によって裏切られることを想像するのではないだろうか。
それに対し、この小説が与えた結末は? さわやか、ですらあるその涼しい恐ろしさを見よ。

少女時代