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小説

コーヒーが冷えていく

冷めたコーヒー、1人で飲むか、2人で飲むのか

このうえなく愚かでバカな男がいて、しかしその男には友人もいれば親しい女性もいて、彼と彼女はまったくもって不本意な行動に駆り立てられる。
この短編小説の主役はその彼と彼女のほうである。
まさか自分がそんな行動を取らなければならなくなるなんてにわかには信じがたい状況が2人を待っている。
いわば2人とも被害者だがその2人のあいだにもまだ信頼が生まれるには至らない。
さて、せっかく買ったコーヒーは、この先、1人で飲むのか、2人で飲むことができるのか。

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