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小説

いい気分だ

波が高まって、やがて凪。いい気分だ

舞台はプール。
水をたたえた空間だが人工物であり、やや密閉感じもある空間。
主役は2人の女性。というより、身体と視線だ。
もしかすると互いを捕らえる正確さと貪欲さは異性間のそれをしのぐものかもしれない。
言葉は不要。過不足のないしなやかな動きがあればいい。
波のようになめらかに高まってやがて凪へ。
身体だけではないが身体にあくまで忠実な欲求を解放させて、今、いい気分だ。

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