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小説

追伸・愛してます

後ろ姿に、追伸の1球

少年少女向けの文庫レーベル・コバルトシリーズに収録された一篇。
ここでは、思春期特有の繊細さとストレートさ、よくわからないものに向かっていく頼りなさが、草野球という、このうえなくうつくしい舞台を経由して遺憾なく発揮されている。
ボールを投げる。投げられたボールを打ち返す。
その運動に身を委ね、さらにボールを拾い集める、という内省の時間を持ったあとで、彼と彼女は新しい世界に踏み出していく。

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