「Book Bang」で『珈琲にドーナツ盤』の書評が公開
読書を楽しむためのサイト「Book Bang」レビューコーナーで、『珈琲にドーナツ盤』の書評が公開されています。レビュアーは書評家の杉江松恋さん。

杉江さんは本書を「小説家前史を連作で綴ったメモワール。音楽が聞こえる一冊」とし、「片岡の写実的な文章がその場の情景を浮かび上がらせ、淡々と動作を綴っていくだけなのに、文章に引き込まれる」と本書の魅力について書かれています。また、本書と同じハードボイルド文体で書かれたレイモンド・チャンドラーの『長い別れ』と、『珈琲にドーナツ盤』に音楽の話題が挿入されることから連想した張國立の『炒飯狙撃手』を紹介しています。
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2025年11月4日 18:30 | 片岡ニュース