【新作】シリーズ「東京を撮る」50を公開

片岡義男書き下ろしのエッセイシリーズ「東京を撮る」50『三軒茶屋のセールと積乱雲』を公開しました。

東京を撮る50『三軒茶屋のセールと積乱雲』

なんとも立派な積乱雲が撮られた写真で、こんな雲を見たら、それは撮っておきたくなるよなあ、と、今回の「東京を撮る」の八巻美恵さんが撮った写真を見て思いました。街をただブラブラ歩いているだけでも、撮っておきたい風景というのは実はそこら中に転がっていて、今はそれを気軽に撮影することができます。そういう時代になったからこそ、八巻さんのように「メモとしての写真」を撮れるようになりました。それは新しい生活のスタイルであり、写真の新しい使い方です。それを片岡義男は、「小説になる」と理解していると言います。それ自体が新しい風景で、だからそれは小説に書いておきたい事なのではないかと、私は推理してみました。

こちらからお読みいただけます