『缶ビールのロマンス』目次
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『缶ビールのロマンス』は1984年5月に角川文庫から刊行されました。『粉雪のつらく降るわけ』『缶ビールのロマンス』『男友だち』『僕と寝よう』は「野性時代」に、『ある日の真夜中』『エクストラ・ドライ』は「月刊カドカワ」に掲載されたもので、いずれも1982年から84年初頭にかけての作品です。
「片岡義男の世界に触れていくということは、素材にとり上げられたヒトとモノとコトの、関係の変化に立ち会うことであり、変化していくプロセスによって明らかにされてくる、ヒトとモノとコトの関係の緊密性からもたらされる快感を、受け入れていくことに連なる。したがって、“読む”ということは、なによりもそのフィーリングを共有することであり、とりもなおさず、行を追う中からたち現われてくる“気分のよさ”に感応(チューニング)していくということに尽きる。
だから、片岡義男の小説世界に触れた時に体験するエモーショナルの性質をひと言でいってしまうと、“リーディング・ハイ”といったふうなものになるのだと思われる。
この感触は、申し分ないエンターティメントの、王道のひとつにほかならない」(真崎守/文庫解説より)
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