『恋愛小説』目次
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『恋愛小説』は1988年8月に角川文庫から刊行されました。『楽園の土曜日』は「エスクァイア」1988年8月号、『ひと目だけでも』は「野性時代」1988年8月号、『肩をうしろから見る』は「野性時代」1988年7月号にそれぞれ掲載されました。
「これまでの短編集にくらべると、明らかにニュアンスがちがう。読んでくれるはずの人たちとの、気持ちの接点がそれまでよりもはるかに鋭くせばめてあるから、好いてくれる人たちはさらに好きになり、なにも感じない人たちにとっては、以前にもまして、なんですかこれは、ということになるだろうと、書いた当人は思う」(「本人による角川文庫作品解説」(「月刊カドカワ」1991年4月号掲載)より)
「この短編集には、六編のストーリーが収録してある。はじめの予定では、七編になるはずだった。しかし、七編めのストーリーを、この本に間に合うように、僕は書くことが出来なかった。そのストーリーは、僕の頭のなかでは、すでにほとんど出来あがっている。多少の無理をすれば書けるし、書けばこの本に間に合ったはずだ。しかし、重要なふたつの部分に関して、僕はまだ決定出来ずにいる。そして、決定出来ずにいまでもなんとなく考え続けてるという状態を、僕は楽しんでいる」(「あとがき」より)
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