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片岡義男.com 全著作電子化計画

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評論・エッセイ

ミノルタ・SR-T101

 外付け式の露出計といっしょに、ミノルタのSR–1を買ったのが半年ほど前だ。SR–1には前期型と後期型があるようだ。外観における両者のもっとも大きな違いは、後期型には外付け式露出計の脚を差し込むブラケットが、ボディ上部前面についていることだ。それ以外にどのような差があるのか、僕は知らない。SR–1の後期型はニューSR–1と混同されやすいが、まったく別のものだ。
 それから三か月ほどたってから、ニューSR–7を僕は手に入れた。一九六二年に発売されたSR–7の、一九六五年における小型化・軽量化された改良型だ。そしてつい最近、…

底本:『ラピタ』1998年11月号

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