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『美人物語』目次

『美人物語』目次

2026年5月15日 00:00

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『美人物語』は1982年12月に角川文庫から刊行されました。収録作品のうち『Dm16小節』『エンド・マークから始まる』『女は気だてと人は言う』は雑誌「野性時代」に、『私のような女』は雑誌「宝島」に、『よりかかってドライ・ジン』は「小説アクション」にそれぞれ1982年から1983年にかけて掲載されたものです。

28歳、女性。独身。テレビ番組の制作助手。
彼女の仕事ぶりは完璧だ。
番組制作上、重要な取材の段取りを付け、自分はけっして目立たず、しかし同行し、サポートに徹する。
多忙と集中の中に、常に彼女はある。
しかしその忙しい日々の流れを自分の意志で止め、「過去」に向き合うのもまた彼女の流儀だ。
そこにあるのはかつての夫の姿であり、そして雛祭りの音楽だ。
だいじょうぶ。3月になれば彼女は、そのことを思い出す。
(『Dm16小節』)

可愛い女とは、どんな女か?
方向音痴の女だ、というのがこの小説の答えである。
方向だけではない、なにしろ、自分が乗っていたクルマの色まで忘れてしまう。
そんな女なら、迷惑もかけるだろうし、ムダにも付き合わされるだろう。
しかし中には「かわいい」と思う男もいる。
その「かわいい」と思ってくれる貴重な男は、しかし女の伴侶でもなければ恋人でもない。
ただ隣にいて、時々、「そっちじゃない」と教えてくれるのだ。
(『わたしのような女』)

Dm16小節

私のような女

よりかかってドライ・ジン

エンド・マークから始まる

女は気だてと人は言う

あとがきにかえて(『あとがき』にリンクします。「1980年代」の『美人物語』をクリック)