『人生は野菜スープ』目次
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『人生は野菜スープ』は、1977年12月に角川書店から刊行、1980年3月に角川書店から文庫版が刊行されました。
「10㏄というグループのLPに収録してある曲のなかに、『人生は野菜スープ』という曲がある。日本で発売するために考えた、日本語による題名だ。原語でなんと言うのか、つい最近まで僕は知らなかった。Life Is A Minestroneというのだそうだ。一杯のボウルのなかにある野菜スープは人生になぞらえることが出来る、というような意味だろう。人生は野菜スープ、という言葉は、特別にいいものではない。どちらかと言うなら、わかりやすい平凡なものだ。いずれ短編小説の題名に使えるかな、と僕は思った」(『人生は野菜スープ』2021年版 あとがきより)
「僕はハメットを一度だけ読んだことがある。短編をひとつ、しかも翻訳された日本語で。それはいまから二十八、九年も前のことだ。『マンハント』というアメリカの雑誌に掲載されていたハメットの短編を、なぜだかわからないが読み始め、最後まで読んで僕は感銘を受けた。原題は確か『ホリデイ』(休日、邦訳は創元推理文庫〔稲葉明雄訳〕)だったと思う。登場する人物は男性ひとり、そしてその男性のストーリーは、きわめて単純だが、読ませていく力のある、良く出来た短編だった。その後、僕はハメットのこの短編から受けた感銘をもとにして、『給料日』という短編小説を書いた」(「一度だけ読んだハメット」より)
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