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片岡義男.com 全著作電子化計画

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評論・エッセイ

アーバン・カウボーイとすれ違った男 窓外の風景

椅子をうしろに引き、腰を前にずらすようにしてすわり、ライティング・デスクのうえに両足をあげた。たいして用もなしにこのライティング・デスクにすわると、まず最初に、ぼくはこのようなポーズをとってしまうことが多い。こうすると、内部にある無意識の部分のどこかが、なんらかの快適さを感じるのにちがいない。

『GORO』一九八一年十二月十日号

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