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評論・エッセイ

アーバン・カウボーイとすれ違った男 ミソ汁潜航艇

時間の経過とともに、ぼくたちはいろんなことを忘れていく。いっとき触れあってはいても、あるときをさかいにして接触のチャンスがなくなったりしたものは、いつのまにかたいてい忘れてしまっている。というよりも、記憶という深い海の底のほうに、沈んだままじっとしている、と言ったほうがいいだろうか……。

『GORO』一九八一年三月十二日号

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