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評論・エッセイ

あすへの話題 芙美子さんの朝御飯

林芙美子に『朝御飯』と題したエッセイがある。ロンドンにふた月ほど滞在したとき、朝御飯がおなじ献立だったことにびっくりし、パリでは「淹れたてのコオフィ一杯で時々朝飯ぬきにする時がある」彼女だが、風変わりな朝食を愉しむこともある。たとえば、バター・トーストによる胡瓜のサンドイッチだ。僕も食べたくなった。

『日本経済新聞』二〇一三年六月二十二日(夕刊)

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