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評論・エッセイ

D・ホックニーの本で遊んだ

D・ホックニーの本を3冊使って写真を撮ったとき、僕は痛快な気分だった。こんな写真を撮ってやろうと思って画策した結果ではない。僕が持っているホックニーの本をすべて集め、なにだったかもう忘れた目的のためにそれらを見ていたとき、この写真は閃いた。閃いて当然、閃かなかったらそれはその人がうかつなのだ。

底本:『昼月の幸福──エッセイ41篇に写真を添えて』晶文社 一九九五年

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