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評論・エッセイ

より良いことを選択しながら #2

どの言葉も街にあったものだ。僕自身の言葉はどこにもないのに、ページに美しくレイアウトされて並んでいる言葉のすべてに、ごく軽くではあるが、既視感がある。既視感を越えて、これは自分だ、と言ってもいい。自分で作った言いまわしではないけれど、この全部が僕だ、と言いたくなるほどに、どの言葉にも見覚えがある。

底本:『現代詩手帖』二〇一八年九月号

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