波乗り映画館
サーフィン映画の出だしとしてこんなシーンを考えた。南海の小さな島の、夜中に月とは反対の方向に16ミリのカメラをむけ、その夜空を撮影する。深みのあるまっ黒な空間が、スクリーンいっぱいに映し出されるのは実に素敵だろう。そして十分に飽きて来た頃、夜空の色が変化する。
底本:『サーフシティ・ロマンス』晶文社 一九七八年(「サーフシティからの航空便」4)
初出:『宝島』一九七六年六月号(サーフ・シティからの航空便 第4便「こんなふうにはじまるサーフィン映画」)
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サーフィン映画の出だしとしてこんなシーンを考えた。南海の小さな島の、夜中に月とは反対の方向に16ミリのカメラをむけ、その夜空を撮影する。深みのあるまっ黒な空間が、スクリーンいっぱいに映し出されるのは実に素敵だろう。そして十分に飽きて来た頃、夜空の色が変化する。
底本:『サーフシティ・ロマンス』晶文社 一九七八年(「サーフシティからの航空便」4)
初出:『宝島』一九七六年六月号(サーフ・シティからの航空便 第4便「こんなふうにはじまるサーフィン映画」)
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