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評論・エッセイ

風はゴールデン・ゲートに吹きすさぶ

ゴールデン・ゲート・ブリッジは、例えばクリエイションという言葉を使って全く恥ずかしくないほどに優れた、いろんな意味で大変に立派な建造物だ。周辺の自然との関係だけを綴っても、一冊のドラマに満ちた本をゆうに作りうる。バロン・ウォルマンによる写真集『スーパースパン』はゴールデン・ゲート・ブリッジに関する、スリムな仕上がりの美しい本だ。

底本:片岡義男エッセイ・コレクション『なぜ写真集が好きか』太田出版 一九九五年
『本についての、僕の本』新潮社 一九八八年所収

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