ひさしぶりにマザーに会った
ぼくがはじめてマザーに会ったのは、一九七〇年の夏のことだから、もう十年以上になる。真夏のラハイナの、イーザ・オア・ブックストアという店で、『ザ・マザー・アース・ニューズ』の創刊号を目にし、買ったのだ。ぜんぶで六十四ページの、ごく簡素なパンフレットのような雑誌だ。
『彼とぼくと彼女たち』(第10節)晶文社 一九八三年所収
底本:片岡義男エッセイ・コレクション『自分を語るアメリカ』太田出版 一九九五年
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ぼくがはじめてマザーに会ったのは、一九七〇年の夏のことだから、もう十年以上になる。真夏のラハイナの、イーザ・オア・ブックストアという店で、『ザ・マザー・アース・ニューズ』の創刊号を目にし、買ったのだ。ぜんぶで六十四ページの、ごく簡素なパンフレットのような雑誌だ。
『彼とぼくと彼女たち』(第10節)晶文社 一九八三年所収
底本:片岡義男エッセイ・コレクション『自分を語るアメリカ』太田出版 一九九五年
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