VOYAGER

片岡義男.com 全著作電子化計画

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小説

と、彼は思った

と、彼らは語り合った

ある時、本のあいだに挟んであるモノに気が付き、
思わず昔を懐かしむ、ということは誰にでもある。
この小説では1枚のスナップ写真だ。
ほんの3年前。しかし20代の3年間といえば、
当時と現在とでは大きな差異があることも理解できる。
文庫本の中に挟まっていた1枚のスナップ写真を見ながら
若い夫婦は旅に出る。それは過去の検証から始まり、
「そうだったのか」という軽い驚きを伴いながら、
やがて空想へと至る。
そしてあの頃と現在をつなぐの…

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