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小説

砂に書いたラブレター

夏を通過した16歳の彼女は、もう以前の彼女ではない。

16歳の高校生。母親の反対を知りながら
彼女は海辺の店でアルバイトを始める。
学校や家庭という枠の外に出て、もう少し広い世界に触る機会だ。
そして、その時は突然にやってくる。
21歳。何よりも波乗りを愛する男。
彼女もまた、波に乗る。体も、気持ちも。深い歓びとともに。
波は、いつまでも続くわけではない。
波が去った後の悲しさを知った彼女は
もう、あたらしい彼女だ。

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