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小説

私は彼女のモーニング・コーヒー

ビール、タックル、やがてコーヒー。

婚姻関係にある相手以外の人物と一線を超えた付き合いをした場合、
倫理的に指弾されたり、感情がもつれあってトラブルになったりと、
そういう社会に我々は生きている。
その行為を「された」側より、「した」側が非難されるだろう。
やがて彼女は行動する。
追い出されての行動ではあるものの、
自らのクーペを夜通し走らせ、東京から京都まで。
待っているのは、モーニング・コーヒーというカタチをした愛情だ。

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