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片岡義男.com 全著作電子化計画

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小説

私のような女

可愛い方向音痴

可愛い女とは、どんな女か?
方向音痴の女だ、というのがこの小説の答えである。
方向だけではない、なにしろ、自分が乗っていたクルマの色まで忘れてしまう。
そんな女なら、迷惑もかけるだろうし、ムダにも付き合わされるだろう。
しかし中には「かわいい」と思う男もいる。
その「かわいい」と思ってくれる貴重な男は、しかし女の伴侶でもなければ恋人でもない。
ただ隣にいて、時々、「そっちじゃない」と教えてくれるのだ。

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