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評論・エッセイ

片岡義男のアメリカノロジー 不屈の闘志を秘めたオールドタイマーの話がすさまじく面白い。

より大きな波を、いかに早く滑るかがすべてだった

 オールドタイマーたちの物語が、すさまじく面白い。このチャンスに、いくつかの話を伝えなおしてみようと思う。
 ハワイアン・レッドウッドの日々から、語ってみようか。
 レッドウッドから削り出したソリッドなロングボードが全盛だったのは、1910年代、そして1920年代だった。
 いまでもサーファーたちはサーフボードのことを〝板〟と呼んでいるが、ハワイアン・レッドウッドのサーフボードは、まさに板だった。平たいボードは、ぜんたいにわた…

『POPEYE』一九七九年二月二十五日号

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