ぼくは片岡さんが大好き|第13回|きみの手をとりたい ウォッチリストに追加 今すぐ読む 片岡義男さんが一九七三年に翻訳を手掛けた『ビートルズ詩集1、2』は、ずっと僕のバイブルだった。繰り返し読んだので、文庫本はすっかりボロボロになり、1、2の二冊とも新しいものに買い直したほどだ。この二冊と、片桐ユズルさん、中山容さんが翻訳した『ボブ・ディラン全詩集』は、いまでも僕の宝物である。 当然、僕は片岡義男さんに昔話をもちかける。 「ビートルズ詩集、よく読みました」 「ああ、そういうものがあったね」 「なぜ『ザ・ビートルズ詩集』としなかったのですか。片岡さんは『ザ・』と必ず書きま… 関連作品 前の作品へ ぼくは片岡さんが大好き|第12回|カタオカさーん! 次の作品へ ぼくは片岡さんが大好き|第14回|低地の味がする
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