今日のエッセイ|チェリー味探訪|僕はチェリーを忘れてた

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20160906|片岡義男エッセイ365|僕はチェリーを忘れてた

明日9月7日、新刊『豆大福と珈琲』が、朝日新聞出版より刊行されます。2014年に朝日新聞夕刊に連載された表題作「豆大福と珈琲」ほか、“珈琲”をめぐる5つの物語を収録。二編目は「鯛焼きの出前いたします」。いずれも甘そうなタイトルです。

今日は、子供の頃の「チェリー味」との再会を願って片岡さんが食べたお菓子を、WEB上でかたっぱしから調べてみました。「チェリー味」を通して、アメリカやドイツのお菓子カルチャーをちょっと覗いてみましょう。

最初に登場する米国の「ジェリー・ベリー(Jelly Belly )」は、「地球上で最多のフレヴァー」を誇る1869年創業のジェリー・ビーンズの老舗です。「甘い運命の物語」(社史・日本版)によれば、1976年に「ヴェリー・チェリー」(片岡訳「たいそうチェリー」)を含めた8種類のフレーヴァーが登場しています。現在の全フレーヴァーはこちら

濃縮還元果汁の入ったドイツのグミは、「サワーチェリー味」を手がかりにさがすと「カッチェス(Katjes)」のこちら(グミキャンディ品評会サイトより)だと思います。現在は廃番の模様。天然果汁にこだわった健康志向のドイツ大手のグミ会社です。

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アメリカの「トゥートシー(Tootsie)」で「レモン、ライム、オレンジ、ヴァニラ、そしてチェリー」が入っているのは、袋入りではありませんがおそらくこちら

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ドイツの「プルモール(Pulmoll)」の缶入りの飴でチェリー味はこれですね。

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「ライフ・セイヴァーズ(LIFE SAVERS)」の穴あきキャンディのワイルド・チェリー味・袋入りはこちら。5つ入った「ファイブ・フレーヴァーズフルーツ」は1935年から作られているそうです。

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「コカコーラ・ウィズ・チェリー・フレイヴァーそしてその他のいくつかの自然フレイヴァー」は、「CHERRY FLAVORED COCA-COLA WITH OTHER NATURAL FLAVORS」の片岡訳です。チェリーコークをめぐる各社の戦いの歴史はぜひこちら(コーラ白書)を。

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日本でものど飴で知られる「ヴィックス(vicks)」ですが、公式サイトにはメンソールしかパッケージは掲載されていませんでした。そういえば「片岡フォト」のなかに「ヴィックス」の写真があったような…

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「チェリー味」でした!


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新刊小説『豆大福と珈琲』片岡義男(朝日新聞出版)9月7日前後発売

2016年9月6日 22:11