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評論・エッセイ

ロックン・ロール革命の遺産 1 1950年のコドモたち

1950年の日本がどんなふうだったのか、つかむのはなかなかむつかしい。ぼくは乳のみ子だった。そんなぼくがもし1950年をいま思い出そうとするなら、歌に頼るほかない。アメリカの歌だ。いまでも記憶している数々のアメリカの歌が、当時のぼくにとっても最も身近な「肌ざわり」として残っているからだ。

『FM fan』一九七七年十月三日

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