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評論・エッセイ

謎の午後を歩く

太陽からの光は絶対と言っていい現実であり、被写体はその光を反射させている。撮るものは平凡な風景など誰の目にも触れるものばかりだ。それらが陽ざしのなかにあるだけで充分に不思議であり、これは一体何なのか、と僕は思う。僕が感じる不思議さを、僕はどうすればいいのか。写真に撮るほかないか。

底本:『謎の午後を歩く』フリースタイル 二〇〇二年

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