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評論・エッセイ

「ザ・トーキョー・ブルース」に重なる「東京ブルース」

戦後から続いていた、アメリカやヨーロッパの大衆文化の最新情報をめぐる鎖国に近い状態は、一九五〇年代のなかば前後から少しずつ解かれ始めた。外国からいろんな演奏家や歌手たちが来日するようになったからだ。一九六〇年代になると、モダン・ジャズの人が頻繁に来るようになり、鎖国には大きな窓が開いた。

初出・底本:『ピーナツ・バターで始める朝』東京書籍 二〇〇九年

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