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片岡義男.com 全著作電子化計画

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評論・エッセイ

サーフボードのシェーピング

波乗りが高度に個人的な世界であるように、サーフボードも同じく個人的なものだ。ボードをつくるシェーパーは、作り手であると同時に一流の乗り手でもあり、その手で削りだした一本のサーフボードは、自分の論理の集大成だ。波乗りやサーフボードについて学びたければ、サーフボード・シェーパーのやっていることを学べばいい。

底本:『サーフシティ・ロマンス』晶文社 一九七八年(「サーフシティからの航空便」16)
初出:『宝島』一九七七年九月号(サーフ・シティからの航空便 第18便「サーフボードは自分自身なんだ PART2」)

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