愛してるなんてとても言えない
愛してるなんて とても言えないと、言うとき、彼女が語っていること。
彼女と彼の出会い。またしてもそれは路上だ。
片岡義男の黄金のパターンがここでも踏襲される。
トラブルの渦中にある彼女を拾い、とっさに
オートバイに乗せて走る。逃げる。
逃げたら、ひとまず一緒に住む。
しかしそれで平穏に済むはずはなく、彼女の後ろ側にある
ダークサイドとの接触は避けられない。
だから、対峙する。そして再び、逃げる。
ただ、行為があるのみ。
彼女の涙も、アクションである。
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