バブルは消えたのか、目の前にあるのか
〈書評〉永野健二著『バブル 日本迷走の原点 1980—1989』
日本におけるバブルの起点は一九八六年だという。当時の働き盛りの日本人男性が四十六歳だったとすると、彼らが社会的な第一線をしりぞいてすでに十数年が経過している。バブルは彼方へと消えつつある。バブル、という言葉がまだ通じると仮定して話を進めなくてはいけない。
バブルが始まった頃、僕は四十代だった。年齢的にはバブルと重なっている。僕のようなフリーランサーは、僕の隣にはもう誰もいない、なにもない、という最末端の働き手だ。その僕にと…
底本:『週刊朝日』2017年2月17日号
- #アメリカ
- #レーガン
- #日本
- #時代
- #経済活動
- #大統領
- #イギリス
- #小説
- #書評
- #日本人
- #システム
- #文化
- #歴史
- #金融
- #バブル
- #規制緩和
- #銀行
- #文脈
- #土地
- #2017年
- #構造改革
- #影響力
- #グローバル
- #週刊朝日
- #片岡義男の書評
- #『週刊朝日』
- #世代
- #80年代
- #アングロ・サクソン
- #オイル・ショック
- #サッチャー政権
- #バブル 日本迷走の原点 1980—1989
- #バブルの時代
- #バブル待望論
- #フリーランサー
- #リスク
- #レーガノミクス
- #レーガン政権
- #中曾根政権
- #働き盛り
- #制度の変革
- #国民生活
- #変動相場制
- #大蔵省
- #官庁
- #日本興業銀行
- #株
- #永野健二
- #減税
- #産業構造
- #経済成長
- #経済政策
- #署名原稿
- #通貨価値の変動
- #霞が関
前の作品へ
次の作品へ