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小説

愛し愛され

同じ過去を歩んだ2人は、実はもう同じ現在にはいない

互いに好きで、結婚したい意志もありながら、それが実現しない。
そういうことは、人の一生においてはありうるだろう。
しかしそれが過去の痛恨事であったばかりでなく
現在にまで影響を及ぼしていること、そして
いっぽうは過去を洗い流し、もういっぽうが今も過去の輝きを生きているとしたら
これは紛れもない現在の悲劇になる。
性を飛び越えるようなことがあれば、なおさらだ。

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