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『ハナ子さん』一九四三年(昭和十八年)(2)
前回(1)はこちら  隣組とは、昭和十五年に日本国家が制定した、最末端の一般市民組織だ。政府からの伝達を伝え合ったり、生活物資を配給したりするときに機能したそうだ。国民をひとからげに管理しようとした国家の試みのひとつだ。…
[エッセイ]  2017年8月9日 00:00
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『ハナ子さん』一九四三年(昭和十八年)(1)
 映画の冒頭、タイトルよりも先に、「撃ちてし止まむ」という言葉が画面に出る。この言葉を僕は知っている、しかし、どのような経過をへて世のなかに出た言葉なのか、背景はまったく知らない。しかし調べればすぐにわかる。一九四三年の…
[エッセイ]  2017年8月8日 00:00
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ミッキーマウス・カントリー
 ミッキー・マウスの帽子をぼくはまだ持っている。ずいぶん昔に買った帽子だ。なにしろディズニー・ランドが開園してまだ六年ぐらいしかたっていないころ、ディズニー・ランドのギフト・ショップで買ったのだから。  この帽子は、じつ…
[エッセイ]  2017年7月11日 00:00
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「の」の字のコレクション
 五年ほど前、古書店のカタログを見ていて、思いついた。なんとかのかんとか、というふうに「の」の字ひとつによって、なんとかとかんとかが結びつけられているタイトルの本を買う、という遊びだ。半分までは本気だが、残りの半分は冗談…
[エッセイ]  2017年4月27日 00:00
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岩波写真文庫が切り取ったモノクロームのアメリカ
 昔、といってもそれほど昔ではないのだが、岩波写真文庫という文庫のシリーズがあった。発行していたのは、岩波書店だ。  創刊されたのは一九五〇年くらいではないだろうか。およそ考えうるありとあらゆるテーマをモノクロームの写真…
[エッセイ]  2017年2月1日 05:32
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「真珠湾」よりも大切なこと
いま必要なのは“言葉の関係”に入ること  ハワイのオアフ島、真珠湾のアメリカ軍基地を、日本軍が奇襲攻撃して太平洋戦争がはじまった日から、五十年が経過しようとしている。真珠湾攻撃の五十周年記念だ。これを機会に、アメリカでは…
[エッセイ]  2016年12月31日 05:30
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『ハワイ・マレー沖海戦』一九四二年(昭和十七年)
 一九四〇年の十月、日本軍はフランス領インドシナの北部へ進駐した。現在のヴェトナム、カンボディア、そしてラオスなどの一帯だ。中国を支配しようとしていた日本は、この進駐によって東南アジアから中国へ物資が入るルートを絶とう、…
[エッセイ]  2016年12月27日 05:30
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基本英単語について
 太平洋戦争中の日本が、アメリカによる日本の本土への爆撃を初めて体験したのは、一九四二年四月十八日のことだった。真珠湾攻撃から半年後だ。  航空母艦に爆撃機を積んで日本へ接近し、飛行甲板から爆撃機を飛び立たせて東京を爆撃…
[エッセイ]  2016年12月26日 07:00
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エルヴィスから始まった|あとがき
角川文庫版あとがき  この本は、一九七〇年の夏のふた月ほどの期間をつかって、ぼくが書いた。そして、あくる年のはじめ、三一書房から刊行された。  ぜんたいを書きはじめたとき、このような内容の本になることなど、思ってもいなか…
[エッセイ]  2016年12月15日 05:30
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内容のある良き忠告
ー2004年4月7日ー *ページ末「まえがき」参照  攻めてくる外敵を相手に、自分たちを守るために自衛の戦争をするのはどこまでも正しいことであり、したがってその戦争は正しい正義の戦争である、というのがアメリカの伝統だ。イ…
[エッセイ]  2016年12月11日 05:30
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戦争は、写真うつりがいい
『アメリカ海軍の戦争写真』というタイトルの写真集を、僕はいま見ている。《真珠湾から東京湾まで》と、サブ・タイトルがついている。  ジャケットに使ってある写真は、バンカー・ヒルという名前のアメリカ海軍の航空母艦が、一九四五…
[エッセイ]  2016年12月9日 05:30
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広島の真珠
 半年だけと期間を区切って、日本のTV各局のニュース番組を録画で可能なかぎり見た、という体験を僕は持っている。TVを見ない僕にとっては、体験と呼ぶにふさわしい出来事だった。TVという経路ごしに、視聴者という不特定多数に向…
[エッセイ]  2016年5月27日 05:30
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