その日はじめてのコーヒー[1990 version]
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その日はじめてのコーヒーは最高の瞬間にやってくる
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「その日はじめてのコーヒー」と題された片岡義男の小説はこれ1つではない。
もう1つ、1984年に発表されたバージョンでは
コーヒーを淹れようと考えてから実際に口にするまでの工程が
充実した時間として描かれていた。
対するに1990年バージョンは、ごく淡いものである。
しかしその、コーヒーの現れ方は印象的だ。
1人の女性と1人の男性、一見何の関連もないような2人のストーリーが
交互に独立して続いたあと、それがクロスする瞬間がやってくる。
そこに「その日はじめてのコーヒー」がサーヴされるのだ。