VOYAGER

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小説

断片のなかを歩く

彼女と彼がいて、主役はやっぱり・・・ 彼女のほう

時間も場所も完璧に異なる断片が、次々に続いていく。
これが直線的な物語でないことはすぐにわかる。
しかし、ほんとうに完全にバラバラなのか?
この彼女とあの彼女は、あの2人とこの2人は
もしかしたら同一人物ではないのか?
そうでなければ意味をなさないのではないか?
と考えるそばからすぐに、やはり一切は無関係な断片かも、
という疑問が湧いてこないでもない。
複数回出てくるものたちに注意を向けたらどうか。
空。光。月。駐車場。ビール。…

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