VOYAGER

片岡義男.com 全著作電子化計画

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小説

スーパー・マーケットを出て電話ブースの中へ

自分の所作を、もう1人の自分が見つめるとき

男女が2年ぶりに会う。
26歳で出会って、今は35歳。お互い、いろいろあった。
途切れてはまた再会=再開するこのような関係を
何と呼べばいいのだろうか。
雨。駐車場。ステーション・ワゴン。いつも1人で買物をするスーパー・マーケット。
(片岡義男の小説で「スーパー」などと略してはいけない、あくまで
「スーパー・マーケット」だ)
今日の買物袋は中身がいつもと違い、不安定なことを意識する。
それを抱えて雨の中に出ていく自分の映像を意識する。

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