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小説

西瓜を食べよう

2人と2人で4人。男と女で性別が2つ。17歳の夏は今この時だけ

本作の最後に付いている「著者との会話」では
「オートバイは十七歳にもっとも似合うと、ぼくは思っているからです」
という言葉がある。その言葉通り、男2人は17歳で
女性の1人も17歳、もう1人の女性は留学期間があるため18歳だ。
人をくったようなタイトルに関連するシーンはラストに現れ、
同じく「著者との会話」で「ストーリーの中心」とされているが
読者にはこの言葉を真に受けない自由がある。
4人とはいったい何か。それが真の主題だといったらおそらく野暮になる…

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