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小説

ホワイト・アルバム

夏の個人教授

片岡義男のこれまでの短編の中で繰り返し出てくるモチーフや場面が、ここでも複数、登場する。
夏。オートバイ。路上の出会い。
年上の女。年下の男。旅。ストリッパー。
そして、片岡作品の王道(?)である「個人教授」がここにも。
これら見慣れたモチーフが組み合わされると、しかしその都度、新しい物語が生まれる。
同じようなシーンを繰り返し描いてきた片岡義男の短編は、なぜいつもあたらしいのか。
留まるのではなく、通過することを描いているからこそ、ほんの一晩、二晩の滞在の輪郭が…

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