VOYAGER

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小説

どしゃ降りのラスト・シーン

あざやかさとは無縁のそのラスト・シーンが、生きていることの証し。

17歳、夏休みの高校生。
いくら眠っても眠気の取れない若い肉体が
平穏な眠りをむさぼっている時、
届いた一通のありふれた絵葉書が事態を急転させる。
同じ17歳の少女から届いたその葉書は
実は3通存在し、なぜその3人に届いたのかもわからないまま
ひたすら受け身の動揺の中にたたきこまれながら
少年たちは必死にオートバイを走らせる。二度、走らせる。
その2回のラスト・シーンは果たして・・・・・・

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