VOYAGER

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小説

星の涙

雨は天から降ってくる涙。地上で受け止める2人の会話劇を読む。

梅雨前線が停滞している日本列島。
多くの人々がうっとうしさしか感じない季節に
「雨が大好きだから」という女と
「ぼくもそんなに嫌いじゃない」男がめぐり合う。
ヒマで時間のたっぷりある同行二人は、モーテルの中で会話を重ねていく。
現実世界の重力から開放された男女が
空から降ってくる「星の涙」の下を軽やかにすべる、
その道中を共にするのはもちろん「スカイライン」だ。

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