「東京を撮る」新作を公開!

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東京を撮る38『写真に撮ってみた』、東京を撮る39『リコラ』を公開しました。片岡義男.com だけで読めるサポータ限定公開の作品ですので、サポータ本棚よりご覧ください。

東京を撮る38『写真に撮ってみた』
東京を撮る38『写真に撮ってみた』

「東京を撮る」の中で片岡義男が撮る「モノ」の写真は、撮られているものを説明するためではなく、思い入れがあるモチーフを紹介するためでもありません。ただ「写真に撮ると面白い」という考えをきっかけにして、ではどう撮るのが良いのかを考えたり、撮ってみたら正解が分かってしまったというような、「撮る」ことが何よりも優先された創作のようです。今回の「東京を撮る38」では、直射日光の下で、くっきりとした影の大きさや位置まで考えて撮られていることが分かる写真が並んでいます。これによって片岡義男が考える写真という表現が垣間見えます。写真は周到に作られたフィクションであり、同時にその瞬間を記録するドキュメンタリーでもある、ということなのでしょう。

東京を撮る39『リコラ』
東京を撮る39『リコラ』

今回の「東京を撮る」は、東京を撮る38『写真に撮ってみた』以上に、モノを撮るとはどういうことで、どう考えて撮っているのかについて書かれています。そして、その実践の記録として、スイスのハードキャンディ「リコラ」の様々な商品の写真が並びます。それらの写真は、リコラをモデルにした記念撮影なのだけれど、記念撮影ならば記念撮影としての構図があり並べ方があります。箱から飛び出そうとしている小箱をどう並べるかには写真家としての才能より彫刻家の才能が必要ではないかと片岡義男は書きます。どう撮れば、それは写真になるのか、そこにあるのは意味ではなく、物語のある瞬間であり、写真というのはそういうモノなのです。そう思うと写真を撮るのがとても楽しくなりますね。

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2020年7月3日 07:00|電子化計画