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12/25発売のデジタル書き下ろし2作品

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2019年12月25日発売予定のデジタル書き下ろし2作品。タイトルは『つい、こないだ』、『なりにけらしな京都』です。表紙デザインが完成しましたので、ひと足お先に内容説明とともにご紹介いたします。
ちなみに、この2作品。片岡義男.comでの先行発売となりますのでお見逃しなく!サポータの方はこれまで通り、サポータ本棚よりご覧いただけます。

つい、こないだ

『つい、こないだ』
下北沢の南口商店街を写真で再現した中学生時代に始まって、しかし、その写真を捨てて「過去はない」と言った25歳を経て、2018年、下北沢の踏切が消えた風景の写真を見て、そこに何が起こったのかを考えます。そこから再び、下北沢の過去、自らの過去の記憶を遡り、世田谷線を巡る物語を発想することになる、その経緯を綴ったエッセイ集です。世田谷線の起点であり終点、下高井戸の風景が岡田こずえ、篠原恒木、両氏の撮影の写真と共に描かれ、そして、森茉莉の一枚の写真から呼び起こされた記憶は喫茶店「邪宗門」、「北沢川」へと繋がっていきます。これは片岡義男の写真論であり、街の記憶の話なのでしょう。


なりにけらしな京都

『なりにけらしな京都』
2018年に片岡義男が、篠原恒木、八巻美恵と共に何度か京都に赴いた、その日帰りの旅の様子を中心にした、エッセイと写真によるスクラップブックのような作品です。それは、京都の喫茶店をめぐり珈琲を飲んだ記録であり、おでん屋や定食屋、古本屋、土産屋を味わう散歩の記録であり、片岡義男の短編小説が生まれるバックストーリーでもあります。「葛切りがおでんの前菜」「五月最後の金曜日」「柚子味噌を買います」といった作品を読んだ方は、ニヤリとさせられることでしょう。片岡流京都ガイドであり、作家の旅の記録でもあるのです。

『なりにけらしな京都』の表紙デザインは、木村真樹さん。これまでも、『短編小説の航路』シリーズのデザインをしてくださっています。

2019年12月10日 15:44|片岡ニュース