8月は「タグで読む」第9弾、「戦後」を読む!

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 毎月テーマを決めて「タグで読む」企画、8月は「戦後」です。片岡義男.comの公開作品のなかから、編集部がタグをつけた戦後にまつわるエッセイ・評論を紹介します。

「戦後の日本とは、ぜんたいとしては失敗だった」平成十一年の五つの安心と言いきる片岡義男の戦後論は、その一端を生きてきた私たち読者にも過去の直視をうながす、容赦のないものです。今回は小説は対象外としましたが、”四畳半の外”へ向かう新しい関係を日本語で目指した数々の物語はそれ自体が戦後日本への強烈なアンチテーゼなのかもしれません

「五十数年ものあいだ、内向きの経済活動に邁進した結果、裏ルールの国という究極的な内向きの世界を、日本は作った。裏ルールを支える力は、噓と隠蔽だ。いまの日本がいかに噓と隠蔽に満ちているか、誰もが知っているという状態から、これからの日本は抜け出さなくてはいけない」平成十一年の五つの安心

「戦後の日本人が、へらへら笑いながらみんなこぞっていっせいに捨てたものが、小津の世界よ。自分たちが、いかに、そしてどれだけ、捨てたかを認識しなおすためにこそ、小津の映画は価値があるのだと思うの」
「そのとおりよ、レイナ」
とエルが言った。「雨の柴又慕情」

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▶︎タグで読む第9弾「戦後」はこちら
▶︎タグで読む企画 第1弾〜第8弾
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2017年8月1日 00:00|片岡ニュース