884編公開中。 今を映す手鏡のように
2004年 の一覧
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2017.7.10
内省のアクア・マリーン
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 目を覚ます直前、ほんの一瞬、水のなかに浮かんでいる感覚がある。その感覚のなかを自分は上昇していく。水のなかからその外へと、自分は出ていきそうになる。だから水のなかへ自分を戻そうとして体に力を込めると、そのとき目が覚める…
2017.7.5
ドル安・円高の方向とは
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 製品を作ってそれを外国へ輸出し販売する。代金を回収する。製品を作るのにかかった直接・間接のコストすべてを引いた残りが、ごく単純には、その製品を作って売った企業の儲けとなる。そしてそのあと、輸出には為替市場が介在するから…
2017.6.16
『さようならの季節』
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一九六二年一月/日活〔監督〕滝沢英輔〔出演〕浜田光夫・香月美奈子 他 『さようならの季節』は一九六二年の一月十四日に公開された、カラーで七十二分の作品だ。原作はなく、『草を刈る娘』の三木克己と才賀明のオリジナル脚本によっ…
2017.6.15
『上を向いて歩こう』
縦書き
一九六二年三月/日活〔監督〕舛田利雄〔出演〕坂本九・浜田光夫 他  中村八大の作曲、永六輔の作詞、そして坂本九が歌った「上を向いて歩こう」は、一九六一年に大ヒットとなった流行歌のひとつだ。坂本による次のヒット「見上げてご…
2017.5.27
トマト、胡瓜、豆ご飯、薩摩芋
縦書き
 自分のところの畑の一角には夏にはトマトが実った。海へいく途中でその畑の近くをとおるなら、寄り道をしてそこへいき、トマトを三つ四つもいで海へ持っていった。熟れる前の緑色の不思議な球体が、半分以上は赤くなっているトマトだっ…
2017.5.11
鮎並の句を詠む
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 鮎並と書いて、あいなめ、と読むらしい。当て字だろう。電車のなかに吊ってあった清酒の広告で、初めて知った。誰が見ても鮎並にしか見えない魚が一尾描いてあり、俳句がひとつ添えてあった。鮎並の皮の旨みのじっんわりと。こういう俳…
2017.4.27
「の」の字のコレクション
縦書き
 五年ほど前、古書店のカタログを見ていて、思いついた。なんとかのかんとか、というふうに「の」の字ひとつによって、なんとかとかんとかが結びつけられているタイトルの本を買う、という遊びだ。半分までは本気だが、残りの半分は冗談…
2017.4.20
主体的に判断しながら様子を見る日本
縦書き
二〇〇三年十月二十九日  いわゆる国際社会、つまり世界各国の複雑微妙な関係の重なり合いのなかで、日本はどのような考えにもとづいてどの位置に立ち、どんな方向に向けてなにをしようとしているのかといったことがらをめぐって、次の…
2017.4.15
作家とはなにか
縦書き
 日本の書き手によって小説が書かれるとき、ごく一般的に言って、舞台は日本そして時はいまとなる。過去を舞台にした物語でも、書き手はいまの日本の人なのだから視点はすべて現在にあり、したがって過去のことを題材にしてはいても、語…
2017.4.14
縦書きか横書きか
縦書き
 メモや下書きを書くとき、僕は横書きしている。いつ頃からそうだったのか、もはや自分にもわからないほどのずっと以前から、メモや下書きのようなものすべてを、僕は横書きにしてきた。あらゆる文章を横書きするわけではない。メモや下…
2017.4.10
ガールたちの戦後史
縦書き
 ガールという言葉は、それ単独では、日本語として定着していない。日本におけるガールの始まりはモダン・ガールだと思うが、たとえばこの例のように、なにか別の言葉と結びついて、ガールは日本語のなかに組み込まれてきた。このモダン…
2017.4.9
一九五七年の春をさまよう
 知らない町を歩いていたら古書店があった。入ってみた。古書と呼び得る本と最近の本とが、半半にある店だった。よく探せば買いたい本は何冊かあるだろう。壁に沿った棚の前には平台があり、雑誌が積み上げられてならんでいた。そのいち…
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