882編公開中。 今を映す手鏡のように
1988年 の一覧
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2017.6.9
ドナルド・ダックのほうがずっといい
縦書き
 ドナルド・ダックの鉛筆削り、というものをぼくは子供のころ持っていた。ドナルドの胸から上がかたどってあり、テーブルや台の上に固定して使うものだった。鉛筆をさしこむ穴はドナルドの上下のくちばしのあいだにあり、彼の頭のうしろ…
2017.2.22
ガーフィールドは、ただ単に猫であるだけでは、満足しない
 壁にとりつけたドア・ストップのそばに所在なげにすわっている猫は、ドアがいきなり勢いよく開いたときには、ドア・ストップとともに自らもドア・ストップになってしまう可能性が大きい。  ドアのうえに登ってそこにすわっている猫は…
2017.2.9
我々は連合してここに存続する、と一羽の鳥が言う
 国のエンブレムとして正式に議会が制定したものがアメリカにはあり、それはザ・グレイト・シールと呼ばれている。シールと言っても、台紙からはがしてぺたんと見るあのシールではなく、印形とでも言えばいいのだろうか、オフィシャルな…
2016.12.24
軽飛行機の使い方
 アメリカのTVで放映されているニュース番組を、ぼくは趣味として大量に観ている。いろんな意味でたいへんに面白い。ぼくが感じた面白さのひとつひとつについて、書いてみたい。  TVといえばアメリカのニュース番組しか観ないぼく…
2016.12.9
戦争は、写真うつりがいい
縦書き
『アメリカ海軍の戦争写真』というタイトルの写真集を、僕はいま見ている。《真珠湾から東京湾まで》と、サブ・タイトルがついている。  ジャケットに使ってある写真は、バンカー・ヒルという名前のアメリカ海軍の航空母艦が、一九四五…
2016.12.6
彼がはじめて太平洋を見たとき|彼らはなぜ海へ来るのか|2
 海を求めてカリフォルニアに出てきた理由を、彼は、閉所恐怖症にかかったからだと説明していた。  北アメリカ大陸のほぼまんなかと言っていいアーカンソー州のさらにまんなかちかくの小さな町で生まれてそこで育った彼は、十七歳にな…
2016.10.11
謎の核心
 東京を外国人むけに案内したり解明したりするための、英語による本がたくさん出版されている。東京ではじめて生活する外国人のための日常生活手引きから、東京という謎の核心にせまろうとするものまで、内容やアプローチはさまざまだ。…
2016.8.29
イングリッド・バーグマンの写真集を逆に見ながら
 イングリッド・バーグマンの写真集を、かなり時間をかけていま僕は見たところだ。この一冊の写真集のなかに、イングリッドの写真が、モノクロームによって九十七点収録してある。かつての映画スターたちをスタジオで撮影したポートレー…
2016.6.3
ハイウエイのかたわらに立つ、巨大なドーナツや恐竜
 世界最大のマカロニ、と呼ばれている建造物のことを、アメリカの友人から聞かされたのを僕はいま思い出している。  どこだったか場所は忘れたが、ハイウエイ沿いのガス・ステーションのすぐかたわらに、その世界最大のマカロニは、ご…
2015.11.13
アメリカの心がうたう歌が聞こえる
 『アーサー・ロススタインによる、写真に写しとられた1930年から1980年までのアメリカ』という1冊の写真集には、ブラック・アンド・ホワイトによる90点の写真がおさめてある。タイトルにあるとおり、この90点の写真は、す…
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