973編公開中。 今を映す手鏡のように
1988年 の一覧
1 2
2017.6.9
ドナルド・ダックのほうがずっといい
縦書き
 ドナルド・ダックの鉛筆削り、というものをぼくは子供のころ持っていた。ドナルドの胸から上がかたどってあり、テーブルや台の上に固定して使うものだった。鉛筆をさしこむ穴はドナルドの上下のくちばしのあいだにあり、彼の頭のうしろ…
2017.2.22
ガーフィールドは、ただ単に猫であるだけでは、満足しない
 壁にとりつけたドア・ストップのそばに所在なげにすわっている猫は、ドアがいきなり勢いよく開いたときには、ドア・ストップとともに自らもドア・ストップになってしまう可能性が大きい。  ドアのうえに登ってそこにすわっている猫は…
2017.2.9
我々は連合してここに存続する、と一羽の鳥が言う
 国のエンブレムとして正式に議会が制定したものがアメリカにはあり、それはザ・グレイト・シールと呼ばれている。シールと言っても、台紙からはがしてぺたんと貼るあのシールではなく、印形とでも言えばいいのだろうか、オフィシャルな…
2016.12.24
軽飛行機の使い方
 アメリカのTVで放映されているニュース番組を、ぼくは趣味として大量に観ている。いろんな意味でたいへんに面白い。ぼくが感じた面白さのひとつひとつについて、書いてみたい。  TVといえばアメリカのニュース番組しか観ないぼく…
2016.12.9
戦争は、写真うつりがいい
縦書き
『アメリカ海軍の戦争写真』というタイトルの写真集を、僕はいま見ている。《真珠湾から東京湾まで》と、サブ・タイトルがついている。ジャケットに使ってある写真は、バンカー・ヒルという名前のアメリカ海軍の航空母艦が、一九四五年五…
2016.12.6
彼がはじめて太平洋を見たとき|彼らはなぜ海へ来るのか|2
 海を求めてカリフォルニアに出てきた理由を、彼は、閉所恐怖症にかかったからだと説明していた。  北アメリカ大陸のほぼまんなかと言っていいアーカンソー州のさらにまんなかちかくの小さな町で生まれてそこで育った彼は、十七歳にな…
2016.10.12
外観と内容の関係
 一九八八年の大統領選挙にむけて、何人もの候補者たちが活動をすでにはじめている。CBSのイーヴニング・ニュースで観た、民主党の候補者たちについての小さなレポートは、面白いものだった。そのレポートによると、民主党の候補者た…
2016.10.11
謎の核心
 東京を外国人むけに案内したり解明したりするための、英語による本がたくさん出版されている。東京ではじめて生活する外国人のための日常生活手引きから、東京という謎の核心にせまろうとするものまで、内容やアプローチはさまざまだ。…
2016.10.3
大統領を鑑賞する
 アメリカのTVニュースを見ていて接することの出来るレーガン大統領、あるいは彼のイメージについて、書いてみよう。  ある種の強い魅力が、彼にはかつてあったことは確かだ。父親的な魅力だろうか。父親そのものではなく、もっとも…
2016.9.20
バス・ルート
 東京のなかでぼくが好きなのは、東京湾岸の一帯だと、何度もくりかえして書いてきた。湾岸一帯のほかには好きな場所がないので、今度はなにについて書けばいいか、かなり迷った。東京の、すくなくとも二十三区にさながら網をかけるよう…
1 2